空自F35A事故の原因は「パイロットの平衡感覚喪失」[2019/08/09 20:39]

 航空自衛隊は4月に青森県沖で墜落したF35A戦闘機の事故原因について、「パイロットが平衡感覚を失っていた可能性が高い」と発表しました。

 航空自衛隊によりますと、パイロットは訓練中に平衡感覚を失った「空間識失調」の状態で急降下し、墜落した可能性が高いということです。また、音声データなどを検証した結果、墜落した機体は高度や速度などを警告する警報音が鳴っていたことが分かりました。パイロットは警報音に反応して機体を引き上げようとしたものの、間に合わず墜落したと推定していて、「機体のトラブルではない」と結論付けています。F35A戦闘機の飛行は今月1日から日中の飛行訓練を再開していますが、当面の間は事故が起きた夜間の飛行訓練は行わないとしています。

こちらも読まれています