山田広報官が突然の辞職 野党は菅総理の責任を追及[2021/03/01 11:53]

 菅総理大臣の長男らから7万円を超える高額接待を受けていた山田真貴子内閣広報官が辞職しました。国会では野党側が菅総理の責任を追及しています。

 (政治部・鈴木良一記者報告)
 1日の予算委員会には山田広報官が参考人として出席する予定でしたが、突然の辞職で政府側は説明に追われました。

 立憲民主党・枝野代表:「そもそも総理が先週の段階で辞めて下さいと、お願いをするべきだったんじゃないか。遅きに失したと思いませんか、総理」

 菅総理大臣:「(山田氏が)2週間程度の入院加療を要するとの診断を受け、入院をし、入院先から杉田官房副長官に辞意を伝え、私自身はそういう状況であればやむを得ない。このような判断をさせて頂きました」

 政府は、朝の持ち回りの閣議で山田広報官の辞職を決めました。

 突然の辞職に自民党内からも「官邸の状況判断が遅い、辞職を申し出る前に先手を打つべきだった」との声も出ています。

 山田広報官は先週の国会で辞職を否定し、菅総理も「女性の広報官として期待している」と続投させる考えを示していました。

 予算案の審議が大詰めを迎えるなかでの辞職となり、野党側は菅総理の責任とともに「国民の常識を超えた接待がうやむやになる」として徹底追及していく考えです。

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