二階幹事長トップで“こども本部”13日正式設置[2021/04/05 22:58]

 子ども・子育て政策を一元化して対応する「こども庁」創設に向け、自民党は二階幹事長をトップとする菅総裁直轄の組織の陣容を固めました。13日の総務会で正式決定します。

 総裁直轄本部の名称は「『こども・若者』輝く未来創造本部」となる見込みです。

 二階幹事長が本部長を務め顧問には佐藤総務会長、森山国対委員長、世耕参議院幹事長ら党幹部が名を連ね、党を挙げて取り組む姿勢を見せた形です。

 二階幹事長は「総理の強い思いがあるので、できるだけ早く議論を始めていきたい」と前向きな考えを示しました。

 ただ、子どもに関する政策が他省庁にまたがっている縦割り行政の弊害についてどうするべきか考えを問われると、「議論のなかで自ずから集約されていくと思うので、お任せしたい」と述べるにとどめました。

 これまで、こども庁創設の議論をリードしてきた若手議員も幹事などの役職に就き虐待やいじめ、貧困や教育の格差など幅広い課題に対する司令塔としての必要性を訴えていく考えです。

 先週の段階では自民党の行政改革推進本部のもとでも議論していくことが検討されていましたが、党内から「議論の場は一括すべきだ」などの声が相次いだため、総裁直轄の本部に一本化されることになりました。

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