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2022年11月3日 10:58

北朝鮮“連続発射” 一時Jアラートも 政府はNSCで対応協議

2022年11月3日 10:58

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 北朝鮮が3日朝ミサイルを3回発射し、このうち1回目で一時Jアラートが出ました。総理官邸では3日午前、NSC(国家安全保障会議)を開き、情報の分析と今後の対応を協議しました。

 (政治部・山本志門記者報告)
 岸田総理大臣は3日午前、記者団に対して「北朝鮮が発射したミサイルのうち1発はICBM(大陸間弾道ミサイル)の可能性がある」と説明しました。

 岸田総理大臣:「今回の発射されたミサイル1発はICBMの可能性もあるということでありますので、改めて私の方から情報収集分析の指示を出しました」

 これに先立ち、岸田総理は「連日続く弾道ミサイルの発射は暴挙であり、決して許されるものではない」と強く非難しました。

 また、浜田防衛大臣は3日朝、Jアラートが出た経緯を説明しました。

 このなかで「7時40分ごろに発射されたミサイルは日本列島を越える可能性があると探知し、Jアラートで公表した。ただ、その後、確認したところ日本列島を越えず、日本海上空で消失したことを確認したので訂正する」と原因は現在、分析中だと説明しました。

 情報が錯綜(さくそう)したことで国民の混乱を招きかねず、今後、問題となってくる可能性もあります。

 また、ミサイルの詳細については「多数のミサイルが日本海に向けて発射された。そのうち一つは高度約2000キロ、飛翔(ひしょう)距離は約750キロの日本海に落下した」と発表しました。

 日本政府は今後、北朝鮮が核実験など挑発行動をさらにエスカレートさせる可能性もあるとして、引き続き警戒を強めていく方針です。

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