さらに47トン漏出の可能性…福島第一原発の汚染水[2013/04/07 00:20]

 福島第一原発の敷地内で地下の貯水槽から放射性物質を含む汚染水が漏れ出た問題で、東京電力は、さらに最大で47トンの汚染水が漏れる可能性があるとしています。

 問題となった貯水槽は、3重の防水シートで覆われていましたが、シートの接合部などから漏れたとみられています。漏れた汚染水は約120トンで、放射線量は推定で7100億ベクレルに上り、一昨年12月に冷温停止状態を宣言してから最大の流出量です。貯水槽から海までは約800メートル離れていることから、海には漏れ出ていないとしています。東電は、6日朝から別の貯水槽にポンプで水を移す作業を始めていて、すべてを移し終えるのは週明け以降になるとみられています。漏れた箇所が特定できていないため、移送完了までには、さらに最大で47トンの汚染水が漏れる可能性があるということです。

撮影:東京電力

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