「今後も強い余震の可能性」気象庁が注意呼びかけ[2013/04/13 11:50]

 気象庁は地震の後、記者会見を開き、余震への注意を呼びかけました。気象庁前から中継です。

 (社会部・高石智史記者報告)
 気象庁は今後、最大で震度5弱程度の余震が起きる可能性もあるとして、1週間程度は強い揺れに警戒してほしいとしています。会見で、今回の地震の震源が1995年に起きた阪神淡路大震災の震源に近いということで、2つの地震の関連性についての質問が相次ぎました。今回、地震が起きた場所は、阪神大震災の震源から南西方向に約30キロと非常に近い場所に位置しています。しかし、阪神大震災は断層が横にずれたのに対し、今回は断層が縦にずれていて、発生のメカニズムが違うことや、阪神大震災から長期間たっていることなどから、気象庁は、現段階では関連性が低いとみています。また、今回の地震が近い将来に起きることが予想されている南海トラフ巨大地震の前兆である可能性については、「今回の地震が起きたから南海トラフ地震が近づいているとは考えていないが、関係性は難しいところなので、今後、詳しく解析をして検討していく」としています。

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