“体罰”過去36年間で最多 全国実態調査[2013/04/26 18:00]

 去年4月から10カ月間の全国の体罰の件数が過去36年間で最多だったことが文部科学省の調査の分かりました。

 調査は全国の公立の小中学校と高校など約3万6000校を対象に行われました。その結果、体罰の発生件数は去年4月から10カ月間で840件で、2011年度の404件を倍以上、上回りました。調査を始めた1977年以来、最多だということです。体罰を受けた場面では「授業中」が261件、「部活動中」が232件で、全体の約6割に上りました。都道府県別では、桜宮高校の体罰自殺問題があった大阪府が96件と最も多く、続いて福岡県が77件、岐阜県が64件となりました。最も少なかったのは岩手県の0件で、富山県、福井県、和歌山県がそれぞれ1件でした。文部科学省は、「認知件数が増えたのは体罰への関心が高まり、学校がしっかりとした調査をした結果」などとしています。

こちらも読まれています