汚染水処理の解決策は…政府委員会が初会合[2013/04/26 21:10]

 福島第一原発の敷地内にたまる一方の汚染水の解決策を探る政府の委員会が開かれ、敷地の地下を壁で取り囲むといった対策を検討することになりました。

 汚染水処理対策委員会では、政府と東京電力に加え、大学の研究者や原発メーカーが集まって、増え続ける放射性物質を含んだ汚染水の処理策を探ります。26日の会議では、汚染水の原因となる毎日約400トンの地下水の流入を減らすため、大手ゼネコン3社が「遮水壁」と呼ばれる地下の壁で原発敷地の周囲を囲むなどの方法を提案しました。東京電力は、この方法では建屋内の汚染水が地下に漏れ出すといったリスクがあるとして、これまで採用しませんでしたが、今回は「真摯に検討する」としています。委員会では来月2回の会合を経て、汚染水処理の対策をまとめる方針です。

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