社会

2013年7月22日 20:55

最低賃金が生活保護費下回る「逆転」全国11自治体で

2013年7月22日 20:55

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 最低賃金による収入が生活保護の給付を下回る、いわゆる「逆転」が全国11の都道府県に上ることが分かりました。

 厚生労働省によりますと、最低賃金が生活保護の水準を下回ったのは北海道、東京、広島など11の都道府県です。最低賃金は時給で示されますが、下回った11の都道府県のうち、生活保護の給付と最も開きがあるのは北海道の22円、次いで東京都の13円、広島県の11円などとなっています。最低賃金を巡っては、安倍内閣が成長戦略のなかで「引き上げに努める」としたことを受け、先月、田村厚生労働大臣が経営側に直接、引き上げを要請しています。来月にも引き上げ幅の目安が示される予定です。

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