ネットバンク不正送金事件急増 警察庁で緊急会議[2013/08/09 19:01]

 インターネットバンキングの利用者の口座から不正に現金が引き出される事件が急増し、全国ですでに過去最悪の4億円以上の被害が確認されています。

 インターネットバンキングを利用している人を狙ってパスワードを盗み出し、利用者の口座から現金を不正に引き出す事件が相次いでいます。警察庁によりますと、被害は8日までに445件、4億1600万円に上ることが分かりました。被害額は、過去最悪だった一昨年の3億800万円をすでに上回っています。特に6月から被害が急増しています。こうした状況を受け、警察庁は9日、全国の警察の担当課長を集めて緊急会議を開きました。
 警察庁・岩瀬生活安全局長:「不正送金に利用された口座の7割以上が中国人名義であり、留学生や技能実習生が不正に口座を開設しないよう、指導を徹底されたいのであります」
 岩瀬局長はさらに、犯行組織の実態の解明や被害の拡大防止、容疑者の検挙に努めるよう指示しました。

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