福島第一原発の高濃度汚染水 一部は海に流出と断定[2013/08/22 05:50]

 福島第一原発で放射性物質を含む汚染水が鋼鉄製のタンクから大量に漏れた問題で、原子力規制委員会は、汚染水の一部が海に流出したと断定しました。

 水漏れしたタンクの近くにある排水溝からは、高い放射線量が測定されています。このため、原子力規制委員会は、汚染水の一部が排水溝を流れて海に流出したと断定しました。また、300トンもの汚染水が一度に漏れたとは考えにくく、タンクの底にできた亀裂から出て、地中にしみ込んだという見方を強めています。このため、汚染水が地下水層に達していないか調べることや、同じ型のタンク約100基の汚染水を別のタンクに移す計画を立てるよう東京電力に指示しました。

撮影:東京電力

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