サイバー攻撃手口巧妙化 送信元6割超フリーメール[2013/08/22 14:43]

 今年上半期に機密情報を盗み取る目的で企業などに送りつけられた「標的型メール」は344件で、送信元の6割以上がフリーメールを使用していたことが分かりました。

 警察庁によりますと、今年に入って6月末までに防衛や宇宙、原子力関連の企業などに送りつけられた標的型メールは344件でした。去年の同じ時期に比べると500件近く減少しています。去年は、多数の宛先に同じメールを送りつける「ばらまき型」の手口が9割近くを占めました。今年は、就職を希望しているかのように装って企業などの人事担当者と何度かメールでやり取りし、不正プログラムを送りつける「やりとり型」の手口が増加しています。また、送信元の6割以上がフリーメールのアドレスを使っていたということです。今のところ、標的型メールによる被害は確認されていませんが、警察庁は、手口が年々、巧妙化しているとみて注意を呼びかけています。

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