“竜巻”一夜明け大きな被害の埼玉・越谷市では…[2013/09/03 05:51]

 突風の影響で住宅が倒壊するなど、甚大な被害が出た埼玉県越谷市の大杉地区から報告です。

 (社会部・中内功記者報告)
 竜巻とみられる突風が発生してから一夜が明けましたが、コンクリート製の大きな電信柱が現在も傾いたままとなっています。そして、こちらの住宅では、2階、1階部分ともにガラスや雨戸が完全に飛ばされて、家の中が見える状態になっています。2階部分の鉄製のベランダは、大きくぐにゃりと曲がりまして、今にも落ちてきそうで非常に危険な状態となっています。そして、別の住宅では、1階のガレージには現在も瓦などが粉々になって散乱したままの状態となっています。2階部分もエアコンの室外機が大きく飛ばされ、雨戸も完全に飛ばされてしまっていて、崩れている状況です。また、大きな電信柱がありますが、現在も根元から傾いていて、今にも住宅のほうに倒れてきそうで、非常に危険な状態となっています。越谷市では、5つの避難所が設置され、合わせて60人以上が避難生活を強いられました。避難所では弁当やお茶、毛布などが配布されたということですが、多くの人が慣れない避難所で不安な夜を過ごしました。現在も道路には大量のがれきが山積みとなっていて、本格的な復旧にはまだまだ時間がかかりそうです。

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