菅元総理vs安倍総理 メルマガで名誉毀損 裁判開始[2013/09/26 11:54]

 福島第一原発事故の対応を巡り、安倍総理大臣のメールマガジンの記載で名誉を傷つけられたとして、菅元総理大臣が安倍総理を訴えた裁判が始まり、安倍総理側が争う姿勢を示しました。

 安倍総理は2011年5月に掲載したメールマガジンで、福島第一原発事故における冷却用の海水注入について、「やっと始まった海水注入を止めたのは、何と菅総理その人だった」などと記載しました。菅元総理側は「海水注入が中断された事実そのものが存在しない。海水注入の中断を指示したという事実も存在しない」と主張し、嘘の記事で名誉を傷つけられたとして、慰謝料など1100万円と謝罪を求める訴えを起こしています。26日に東京地裁で始まった裁判で、安倍総理側は「訴えの棄却を求める」と述べ、争う姿勢を示しました。海水注入を巡っては、第一原発の吉田元所長が官邸の意向に反して注入を続けていました。

内閣広報室提供

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