作業員6人誤って配管外し高濃度汚染水かぶり被ばく[2013/10/09 17:12]

 福島第一原発で、また深刻なトラブルです。作業ミスで6人が高濃度汚染水をかぶりました。

 福島第一原発で9日午前、汚染水の処理装置の一つで、作業員が誤って配管を外したため、非常に高い濃度の汚染水が漏れました。50分後に漏えいは止まりましたが、漏れた量は最大7トンで、ストロンチウムなどの放射性物質が1リットルあたり3700万ベクレル含まれる非常に高い濃度でした。現場には作業員11人がいて、このうち6人が汚染水に触れて被ばくしました。5人は除染を終え、残る1人も除染中だということです。相次ぐ漏えいについて、原子力規制委員会の田中委員長は「被ばくした量は大きくないと思われるが、不注意による事故の続発は深刻だ」と懸念を表明しました。

撮影:原子力規制委員会

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