運動や食事制限なくメタボ解消?東大が化合物発見[2013/10/31 06:00]

 東京大学の研究チームが、運動や食事制限をすることなく、メタボリックシンドロームを改善させる化合物を発見したと発表しました。

 メタボリックシンドロームや糖尿病を巡っては、「アディポネクチン」という体内のホルモンが発病を抑制していることが明らかになっています。研究チームが発見した化合物は、このホルモンと同じ作用を見せ、糖尿病のマウスに投与したところ、血糖値が劇的に低下し、脂肪肝が改善されました。さらに、脂肪の多い餌(えさ)を4カ月間、与え続ける実験では、化合物を投与しなかったマウスの7割が死んだのに対し、投与したマウスでは7割近くが生き残りました。さらに研究が進めば、運動ができなくても、メタボが解消できる新しい薬が作り出せる可能性があるということです。

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