震災の記憶後世に…解体予定の施設映像化へ 釜石市[2013/11/01 11:51]

 東日本大震災の津波で多くの人が犠牲になった岩手県釜石市の防災センターで、被災の状況を立体映像として残すための作業が始まりました。

 鵜住居地区防災センターは、市が指定する避難場所ではありませんでしたが、震災で多くの人が避難し、200人以上が津波の犠牲になりました。来月からの解体工事を前に、1日から防災センターを立体映像に記録するための作業が始まりました。作業は市が委託する業者が行い、周囲360度をレーザーで計測していきます。
 釜石市・山崎義勝危機管理監:「3Dを活用して記録として残す。それが、この防災センターの出来事を永久的に伝えていくことになる」
 市では、この映像を津波の記憶の継承や防災教育などに生かす考えです。

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