東電に除染費用の支払いを“催促” 環境省副大臣[2013/11/02 00:35]

 東京電力からの支払いが滞っている除染費用について、環境省の井上副大臣は会見を開き、東電に対し、改めて早期の支払いを求めました。

 井上副大臣:「東電が支払いの責任を果たさないことは、実際の作業を国や自治体に委ね、その費用も払わないことであり、到底、認められるものではなく、国民の理解を得られるものではありません」
 除染にかかった費用については、特別措置法で東電が負担すると定められています。環境省が請求している除染の費用約404億円のうち、東電がこれまでに支払ったのは約67億円です。東電の石崎副社長は1日、環境省を訪れ、支払いが遅れている理由として、経営状況が思わしくないことなどを挙げたということです。これに対し、井上副大臣は、迅速に法律上の義務を果たすよう改めて東電に支払いを求めました。さらに、状況が変わらなければ、「別の手段に訴えざるを得ない」として法的措置の可能性についても言及しました。

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