小笠原諸島の“新島” 噴火の勢い増し活発化[2013/11/22 05:50]

 20日、小笠原諸島の海上に現れた新しい島は、海底噴火の勢いが増すなど活動が活発化しています。

 映像は、21日午後に海上保安庁が撮影したものです。小笠原諸島の西之島近くに出現した新しい島は、長さが約400メートルになるなど成長を続けています。火口からの噴煙も高さ900メートルまで達し、海底火山の活動が活発になっています。
 東京工業大学火山流研究センター・野上健治教授:「爆発のインターバル(間隔)が短くなっている。(マグマの)供給レートはかなり速いと判断している」
 西之島では、1973年から1974年にかけて周辺の海域で噴火が続き、今回と同じように陸地が表れ、現在の形になりました。海上保安庁は、噴煙が収まり次第、測量を行う方針で、島として海図に書き加えることも検討しています。

撮影:海上保安庁

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