悪質運転の被害者遺族ら　集会で新法成立を報告[2013/11/30 17:52]

　全国の犯罪被害者団体の集会が開かれ、悪質運転の厳罰化を求めてきた交通事故の遺族が新たな法律の成立を報告しました。

　北海道江別市の事件で息子を亡くした高石洋子さん：「本当にこの10年、つらい、つらい署名活動でした。何度やめたいと思ったか分かりませんでした。でも、仲間とともに一生懸命頑張ってこの法律ができました。協力して下さった皆様、どうもありがとうございました」
　京都・亀岡市の事件で娘を亡くした中江美則さん：「今回、法律改正の動きが少しずつ動いたのは、皆さんのおかげだと思っています」
　東京都内のホテルで開かれた「犯罪被害者週間全国大会」には、交通事故やストーカー殺人事件の被害者や遺族らが集まりました。今月20日には、飲酒運転や無免許運転など悪質な事故を厳しく処罰する「自動車運転死傷行為処罰法」が成立し、厳罰化を求めてきた遺族が訴えてきた法改正が前に進んだことを報告しました。新しい法律は来年5月までに施行されます。