福島第一原発の排気筒で…事故以降最高線量を測定[2013/12/07 11:52]

 東京電力は、福島第一原発1号機の排気筒で、1時間あたり25シーベルトという極めて高い放射線量が測定されたと発表しました。事故以降、最も高い数値です。

 高線量が測定されたのは、1号機の排気筒の根元部分です。この場所は、2011年8月の段階で線量が高いことは分かっていましたが、10シーベルト以上を測定できる計器がなく、正確な数値が分かっていませんでした。今回、東電は、長さ12メートルのアームの先に線量計をつけて測定し、1.5メートル離れた場所の数値などから割り出したということです。その結果、1時間あたり25シーベルトという極めて高い値であることが分かりました。20分間、その場にいれば人間が死に至る数値です。東電は今後、排気筒の撤去も検討するとしています。

撮影:東京電力

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