昨年度の「いじめ」約20万件 調査開始以来最多[2013/12/10 17:00]

 昨年度のいじめの認知件数が、過去28年間で最多だったことが分かりました。

 文部科学省が全国の小中学校と高校を対象に児童生徒の問題行動調査を行ったところ、昨年度のいじめの認知件数は約19万8000件で、調査を開始した1985年以来、最多だったことが分かりました。約7万件だった前年度の3倍近くに上っています。認知件数が増えたことについて、文科省は「教師や保護者の意識が高まったほか、いじめ問題に特化したアンケートを作るなど調査体制が整備されたため」などと説明しています。都道府県別でみると、岩手・宮城・福島の被災3県では、前年度からの増加率が7倍から4倍となり、全国平均の2.86倍を上回りました。この結果について、宮城県と福島県は「震災の影響が少なからずあったとみられる」などとコメントしています。

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