「案外記憶がないもの」猪瀬都知事答弁に非難強まる[2013/12/17 11:45]

 「案外、記憶がないものだ」と開き直っています。東京都の猪瀬知事が医療法人「徳洲会」側から5000万円を受け取った問題で、4回目の審議が都議会で行われています。17日もこれまでとは食い違う発言を繰り返し、都議からは非難の声が強まっています。

 (社会部・西前信英記者報告)
 猪瀬知事はゆっくりとした足取りで入室をしましたが、これまでの発言の食い違いに対して指摘を受けると、いら立ちを見せる場面もありました。
 都議会民主党・小山有彦議員:「(Q.100万円の束で間違いありませんね?)100%間違いありませんとは言えませんが、100万円の束だったと思います」「案外、記憶がないもんなんです」
 猪瀬知事は、5000万円を受け取った後は自宅に帰ったと説明していましたが、いったん事務所に立ち寄った事実が明らかになったことについて聞かれると、「案外、記憶がないもの」と開き直り、あいまいな答えを繰り返しました。また、徳田毅議員から5000万円の電話を受けた場所について指摘されると、その場で資料を読み込み、事務所だったというこれまでの発言を翻して、自宅にいたと思うと訂正しました。審議は約7時間にわたって17日の夕方まで続きます。各会派は、年明けにも知事の秘書など参考人を招致して、徹底的に追及を続けていく方針です。

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