これは対象なの?知って得する「医療費控除」を解説[2013/12/20 16:05]

 知っておくと得をする「医療費控除」。家族で支払った医療費が10万円を超える場合、確定申告をすると一部が戻ってくる制度です。対象となる主なものを確認します。

 入れ歯や金歯、保険診療対象外のインプラントも費用を申請できます。しかし、ホワイトニングや歯石の除去などは適用されません。続いて、病院に通う交通費。電車やバスは控除の対象ですが、自家用車のガソリン代や高速道路料金は対象外です。ただし、タクシーについては緊急を要する場合など一部で認められています。また、おむつは介護用が対象で、赤ちゃん用は対象とはなりません。あん摩マッサージ指圧師、はり師など国家資格者が行う治療費は対象で、疲れを癒すためのマッサージやエステ費用は対象外です。視力回復のレーシックは対象となりますが、眼鏡やコンタクトレンズは対象外。そして、健康診断や人間ドックは病気が見つかった場合のみ対象となります。例えば、年収500万円の世帯で年間20万円の医療費の支出があった場合、約2万4000円が戻ってきます。医療費控除を受けるには、払った医療費などのレシートや領収書が原則必要となるので、2月の確定申告まで保存しておいてください。

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