マルハニチロ発表訂正 「少量摂取で健康被害も」[2013/12/31 07:30]

 食品大手のマルハニチロホールディングスの子会社が販売した冷凍食品から農薬が検出された問題で、高濃度の農薬が検出された食品は、少量の摂取でも健康被害を起こす可能性があると発表を訂正しました。

 マルハニチロホールディングス・久代敏男社長:「大変な失策を犯してしまいましたことを、深く重ねておわび申し上げます」
 マルハニチロの説明によりますと、農薬の「マラチオン」が最も高い濃度で検出されたコーンクリームコロッケを食べた場合、これまでは、体重20キロの子どもが一度に60個食べなければ健康被害はないと説明していました。しかし、厚生労働省の指導を受けて計算し直したところ、約8分の1個で吐き気や腹痛などの健康被害が起こる可能性があると発表を訂正しました。また、その後の調査で、新たにこの農薬が混入した冷凍食品が見つかり、農薬が検出された商品は、合わせて7種類、9件になったということです。子会社のアクリフーズは、調査委員会を立ち上げて原因の究明を急ぐとしています。

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