農薬検出の冷凍食品 業務妨害の疑いで捜査[2013/12/31 11:48]

 食品大手「マルハニチロホールディングス」の子会社が販売した冷凍食品から農薬が検出された問題で、高濃度の農薬が検出された食品は、少量食べただけでも健康被害を起こす可能性があることが分かりました。

 マルハニチロによりますと、農薬の「マラチオン」が最も高い濃度で検出されたコーンクリームコロッケを食べた場合、体重20キロの子どもでは、1個の約8分の1で吐き気や腹痛などを起こす可能性があります。これまでにマラチオンが検出された商品は7種類、9件に上ります。子会社のアクリフーズでは、生産した群馬工場の従業員から聞き取り調査などを行うことにしています。一方、群馬県は立ち入り調査の結果を公表し、通常の製造工程でマラチオンが混入した可能性は低いとの考えを明らかにしました。こうした状況から、警察では、何者かが意図的に農薬を混ぜた可能性もあるとみて業務妨害の疑いで捜査を始めました。

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