異例の“オウム裁判”きょう中川死刑囚を証人尋問[2014/01/21 05:50]

 オウム真理教の平田信被告(48)の裁判員裁判で、21日、中川智正死刑囚(51)の証人尋問が行われます。死刑囚の尋問が公開の法廷で行われるのは極めて異例です。

 目黒公証役場事務長の仮谷清志さん(当時68)の拉致監禁事件で、平田被告は、「認識の共有はなかった」として起訴内容の一部を否認しています。21日の裁判では、地下鉄サリン事件などで2011年に死刑判決が確定した中川死刑囚の証人尋問が行われます。確定判決によりますと、中川死刑囚は元医師で、仮谷さんに対してワゴン車や教団の施設で麻酔剤を複数回、投与しました。東京地裁は尋問に際し、死刑囚の心情を乱さないために傍聴席から見えなくする遮蔽(しゃへい)板を置くほか、傍聴席の前には透明なアクリルの防弾パネルを設置して不測の事態に備えます。

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