新都知事に舛添要一氏 「東京を世界一の街に」[2014/02/10 05:50]

 猪瀬直樹前知事の辞職に伴う東京都知事選挙は、9日に投開票が行われ、元厚生労働大臣の舛添要一さんが初当選しました。

 舛添要一氏(65):「東京を世界一の街にするということで、福祉もそう、防災もそう、経済もそう、何より2020年のオリンピック、パラリンピックを成功させる」
 舛添さんは今回の選挙で、少子高齢化に向けた対策の重要性を強調するとともに中小企業を支援するなどの経済対策を訴えました。自民、公明両党からの支援を受け、幅広い年齢層から支持を集めました。舛添氏の得票は211万票余りで、宇都宮さんと細川さんは100万票に届きませんでした。
 宇都宮健児氏(67):「極めて残念だが、運動の輪は前回1年前に出馬した時と比較して大きく広がった」
 日弁連前会長の宇都宮さんは、推薦を受けた社民、共産両党の支持層の大半を固めたものの、前回の都知事選に続き、次点でした。
 細川護熙氏(76):「脱原発の活動に改めて火を灯すという大きな役割を果たし得たと自負している」
 元総理大臣の細川さんは、小泉元総理大臣とともに「原発ゼロ」を掲げたものの、原発政策を最大の争点に出来ませんでした。
 田母神俊雄氏(65):「10%くらいの票が入っているので、一定の成果があったかなと」
 元航空幕僚長の田母神さんは、石原慎太郎元知事の支援を受け、若年層から支持されたものの、及びませんでした。投票率は過去3番目に低い46.14%でした。

こちらも読まれています