呼び掛け再開最終検討へ 子宮頸がんワクチン[2014/02/26 22:38]

 副作用が問題となっている子宮頸(けい)がんワクチン。厚生労働省の有識者会議は、副作用は接種時の痛みやストレスが引き起こしたと結論付け、接種の呼び掛けを再開するかどうか最終的な検討に入る。26日の会議では、「小児精神」に関わる専門家を呼んで議論し、接種する際、事前に「効果」とともに「痛みが出る」ことを伝えることで副作用を減らせるなどとした。また、会議では、海外の臨床医らが訴えた「ワクチンの成分が脳に炎症を起こす危険性」などが紹介された。しかし、有識者は「科学的根拠が乏しい」と否定し、その見解については検討しないという。再開するかどうか近く判断を下す有識者会議。メンバー10人のうち、少なくとも2人はワクチン製造会社から規定以上の寄付金をもらっているため、それ以外のメンバーで結論を出すという。

こちらも読まれています