信用できなく…STAP細胞論文に不信 調査内容発表へ[2014/03/11 11:52]

 「STAP細胞」の論文に研究者らから疑問の声が相次いでいる問題です。小保方晴子さんらの共同研究者の一人、山梨大学・若山照彦教授が「信用できなくなった」と論文の取り下げを呼び掛けました。これを受け、理化学研究所は11日午後、調査の状況を明らかにします。

 下村文科大臣:「いったん撤回することが前提ですよね。再度、論文を出すように期待をしたいと思います」
 下村大臣は11日午前、このように話し、早急に事実を再確認するよう求めました。理研は、午後3時からSTAP細胞の論文に関する調査状況を発表する予定で、文部科学省はそれを受けて対応を検討します。
 山梨大学・若山照彦教授:「どんどん信用できなくなってきているというのがあるので、たくさんの疑惑をすべて無くすためにも、すべて取り下げてゼロにして、疑惑が無い奇麗な、誰からも文句を言われない論文として、厳しい審査を受けて発表したい」
 一方、若山教授は、小保方さんを含む共同研究者に論文の取り下げを呼び掛けたということです。また、STAP細胞の重要な証拠の一つである特定の遺伝子について、若山教授は「変化がある」と報告を受けていましたが、先週、理研が公表した文書の内容では「変化なし」に変わっていたということです。

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