原子力委員会「エネルギー基本計画は妥当」[2014/04/08 20:55]

 原子力委員会は8日、新しい委員3人による初めての会合を開きました。岡芳明委員長は会見で、政府が閣議決定を予定している「エネルギー基本計画」について妥当であるとの考えを示しました。

 岡委員長は、エネルギー基本計画で原発を「重要なベースロード電源」と位置付けたことについて、「電力を安定供給し、長く運転することで経済性も出てくる」ため、妥当であるとの考えを示しました。また、青森県の大間原発など建設中の原発の扱いは、「原発の新設ではなく、これまでの基準で認められている」としました。原子力委員会は、福島第一原発の事故後に在り方が見直され、原子力政策を網羅した「原子力政策大綱」の作成をやめることになりました。さらに、機能を原子力の平和利用と核不拡散などに限定し、委員の数も従来の5人から3人に減らしての再スタートになりました。

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