小保方氏の不服申し立て受け 理研“再調査”判断へ[2014/04/10 11:48]

 理化学研究所の小保方晴子氏が9日の会見で、STAP細胞について「これまで200回以上、作製した」「論文は撤回しない」と主張したのに対し、論文の共同著者である山梨大学の若山照彦教授は、改めて「論文にはミスが多く、撤回すべき」という考えを示していて、真っ向から対立しています。

 山梨大学・若山照彦教授:「ミスを認めて謝罪していたので、前進したと思います」「(Q.論文撤回の考えは?)僕の方で考えに変更はありません」
 また、若山教授はSTAP細胞の存在について、「第三者機関の調査と理研の検証実験を待ちたい」とコメントしました。一方、理化学研究所は、小保方氏の不服申し立てを受け、早ければ1週間以内にも再調査をするか判断します。また、一連のSTAP細胞の問題を受け、10日午後から外部の有識者による再発防止のための改革委員会の初会合を行います。
 一方、論文の共同著者であるハーバード大学のバカンティ教授は、新たなコメントは無く、取材に応じるつもりはないとしています。また、論文が掲載された科学誌「ネイチャー」もANNの取材に対して、「個別の論文についてのコメントはしない」という回答を寄せました。

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