医学の展示「痛かったでしょうね」皇后さま 順天堂[2014/04/10 13:01]

 10日、ご結婚55周年を迎えられた天皇皇后両陛下が順天堂創立175周年の記念式典に出席し、西洋医学教育の歴史を伝える展示をご覧になりました。

 順天堂は1838年に開かれたオランダ医学塾を基にした日本最古の西洋医学の教育機関で、この展示スペースは創立175周年を祝って10日に設けられました。両陛下はまず、戊辰戦争の際に日本で最初に「病院」という言葉が使われた旗をご覧になりました。両陛下は、西洋医学の翻訳書や講義を受けた日本人のノートについて説明を受けられました。皇后さまは昔の太い内視鏡を見ながら、「痛かったでしょうね」と述べられていました。会場を出る際には、おととし2月に、陛下の心臓手術を執刀した天野篤教授とあいさつを交わされていました。

こちらも読まれています