火星に“生命”の可能性 地下に大量の氷が存在か[2014/04/16 08:00]

 火星には今も大量の氷があり、生命体が存在する可能性があると東京工業大学などの研究チームが発表しました。

 東工大と名古屋大の研究チームが、火星からの隕石(いんせき)に含まれる水素と重水素の比率を年代別に調べたところ、火星から水が失われていく過程が分かりました。それによりますと、火星では誕生から4億年程度の間に、地表にあった水の半分以上にあたる3000万km3が消失していたということです。大気を通じて宇宙空間に放出されたとみられています。一方で、現在も地下には1000万km3余りの氷が存在する可能性があることも分かりました。研究チームは「微生物レベルであれば、今の火星にも生命が存在する可能性がある」としています。

「NASA」「南極で発見された火星隕石の岩石片」

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