空港民営化にビジネスチャンス!?仙台空港の説明会[2014/05/02 11:54]

 2016年の春、全国に先駆けて仙台空港が民営化されます。これは、全国97の空港のほとんどが利益を上げていないためです。国が管理する空港の9割にあたる23の空港、例えば仙台、羽田、福岡などでは赤字経営が続いています。2日午前に行われた説明会には、商社やゼネコンといった運営に関心を持つ企業や、融資を検討する金融機関など150団体以上が参加しました。

 建設企業:「これから検討を進めていきたい。(仙台空港は)ビジネスニーズが、東京便が無いため、少し薄い部分ある」
 東北の金融機関:「(運営権を設定した企業と一緒に)今後、東北の復興を支援出来たらと」
 民営化の目的は経営の抜本改革です。例えば、仙台空港は滑走路を国が管理し、空港ビルを第三セクターが管理するなど、それぞれが独自に動いていますが、民営化した後は1つの会社が空港全体を運営します。全体のバランスの中で、着陸の料金を安くして航空会社を誘致したり、空港ビルのテナント料を引き上げるといった自由な経営が可能となります。国土交通省は、来年8月には運営権の委託先を決めたいとしています。

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