STAP調査委員の論文 東京医科歯科大「問題ない」[2014/05/03 00:51]

 STAP細胞論文を巡り、理化学研究所の調査委員が過去の論文で画像などを切り貼りしたとの疑惑を指摘された問題で、調査委員が所属する東京医科歯科大学は「問題はない」とする予備調査の結果をまとめました。

 STAP細胞の論文を巡っては、理研の調査委員会が小保方晴子氏の不正を認定しましたが、小保方氏が不服を申し立てています。その後、調査委員会では、石井俊輔委員長が、自身の論文で画像データの切り貼りをしていたことが発覚し、辞任しました。さらに、3人の委員が過去の論文で遺伝子の解析結果の画像などを切り貼りした疑いが指摘されました。指摘を受け、東京医科歯科大学教授の田賀哲也委員について、大学が実験ノートによる検証や本人への聞き取りなどの予備調査を行いました。その結果、切り貼りされたとされる画像は同じフィルム上に存在していて、別のところから切り貼りしたものではないなど、いずれも問題はなく研究不正ではないことが確認されたということです。

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