福島第一原発1号機 汚染水の漏洩箇所特定[2014/05/29 08:00]

 福島第一原発1号機の格納容器から汚染水が漏れている問題で、東京電力は漏洩(ろうえい)箇所を特定し、その映像を公開しました。

 汚染水漏れが見つかったのは、格納容器の下の部分にある圧力抑制室と呼ばれるドーナツ型の部分につながる細い配管の継ぎ目です。この水はメルトダウンした核燃料に直接触れているため、高濃度の放射性物質を含んでいるとみられています。1号機で漏洩箇所を特定したのは初めてです。東京電力は、事故の後に海水を注入したため、継ぎ目の弱い部分がさびて、穴が開いた可能性があるとしています。1号機では現在、毎日100t以上の水を入れて核燃料を冷やしているため、このほかにも漏洩箇所があるとみられ、引き続き調査を続けるとしています。

撮影:東京電力

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