STAP細胞遺伝子データに“論文上あり得ない異常”[2014/06/12 11:47]

 小保方晴子氏が公開しているSTAP細胞の遺伝子データに、論文の内容上、あり得ない異常があることが理化学研究所の別の研究者の解析で分かりました。

 マウスの細胞には通常、2本1組で40本の染色体が存在します。今回、理化学研究所の遠藤高帆上級研究員らが、小保方氏が公開しているSTAP細胞の遺伝子情報を解析したところ、8組目の染色体が3本ある「トリソミー」という状態だったということです。トリソミーのマウスは通常、胎児の段階で死に、生まれてくることはありませんが、小保方氏は、論文で「生後1週間程度のマウスからSTAP細胞を作った」としていました。また、この異常は、ES細胞を長期間、培養すると起こることでも知られています。

こちらも読まれています