最低賃金を平均16円引き上げ 生活保護との逆転解消[2014/07/30 00:05]

 今年度の最低賃金の目安が時給で全国平均16円引き上げられることになりました。生活保護との逆転現象がすべての都道府県で解消されます。

 最低賃金の引き上げの目安を話し合っていた厚生労働省の委員会は、2日間で約20時間に及ぶ議論の末、全国平均で現状の時給764円から16円の引き上げを決めました。この10年で最も大幅な引き上げです。これにより、東京都など5つの自治体で起きていた、最低賃金が生活保護の受給額を下回る「逆転現象」がすべて解消されます。雇用の改善が進んでいることなどが今回の引き上げを後押ししました。この目安をもとに、これから都道府県ごとに最低賃金が決められます。

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