東京都内の「待機児童」8672人で過去最多[2014/07/31 21:04]

 東京都内で保育所を希望しているのに入れない待機児童の数が過去最多となっていることが分かりました。

 東京都によりますと、今年4月1日現在の都内の待機児童は、人口の流入と共働き世帯の増加で去年より500人以上増えて8672人となり、現在の方式で統計を取り始めた2002年以降では最も多くなりました。このうち、1歳児が46.7%、0歳児が24.8%で大半を占めています。地域別では、世田谷区が1109人、大田区が613人、板橋区が515人と、500人を超えています。これを受けて、東京都の舛添要一知事は、保育所整備を目的とした都有地の賃料の引き下げや都営住宅を建て替えて高層化し、保育所のための土地を捻出することなどを盛り込んだ対策を発表しました。

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