東電、仏製の汚染水処理装置を廃止 トラブル続出で[2014/08/12 10:34]

 東京電力は、トラブル続きで3年近く停止していたフランス・アレバ社製の汚染水処理装置を廃止すると発表しました。

 この装置は、汚染水に含まれるセシウムなどの放射性物質を取り除くものです。福島第一原発の事故直後にアレバ社から直接売り込みがあり、2011年6月に運転を開始しましたが、ポンプが停止するなどのトラブルが相次いだため、わずか3カ月で停止していました。東電は、3カ月で約7万6000tの汚染水を処理したとして、「初期の汚染水処理に役立った」としていますが、装置の購入や維持にかかった費用については、一切明らかにしていません。現在は、別の装置で汚染水を処理しています。

「撮影:東京電力」

こちらも読まれています