新国立競技場 年3億円の黒字試算も「見通し甘い」[2014/08/20 05:57]

 東京オリンピックに向けて建設予定の新国立競技場について、完成後の収支が年間3億円の黒字になるとする試算が発表されました。

 日本スポーツ振興センターは、新国立競技場の完成後の収支計画について、年間収入は約38億円で、支出は約35億円となり、毎年3億円近くの黒字になると発表しました。収支計画では、スポーツイベントやコンサート会場としての利用料として約9億9000万円の収入を見込んでいます。一方で、専用シートやラウンジを利用できる会員権の収入として約12億円を計上していますが、10万円以上もする会員権が完売することを前提に試算するなど、見通しの甘さを指摘する声が早くも上がっています。

「新国立競技場の完成予定図」

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