福島がれき“飛散” 「汚染源の可能性低い」[2014/08/26 05:57]

 福島第一原発で去年8月、がれきを撤去した際に放射性物質が飛散し、福島県南相馬市の田んぼを汚染した可能性があると指摘された問題で、国は、原発の放射性物質が汚染源の可能性は低いとの認識を示しました。

 南相馬市で開かれた農業関係者らの会議で、国の担当者は「原因は調査中」としたうえで、去年の試験栽培で南相馬市以外から基準値を超えたコメがなかったことや、他の農作物で放射性物質が直接、付着したとみられる結果が出ていないことなどを説明しました。
 農林水産省・鈴木良典穀物課長:「微量に付いている放射性物質以外のものが分かると、どこから来たものか推測できるのではということで(調べている)」
 ただ、専門家からは「第一原発から飛散したと考えるのが極めて合理的」との意見も出されました。

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