大部分閉鎖の代々木公園 イベント開催も人まばら[2014/09/06 17:33]

 東京の代々木公園で採取された蚊から、デングウイルスが検出されました。大部分が閉鎖されてから初めての週末を迎えた代々木公園ですが、閉鎖されていないエリアでは、現在もイベントが行われています。

 (社会部・持丸彰子記者報告)
 代々木公園は週末になると、大変、多くのイベントが行われ、多くのお客さんが訪れる場所ですが、6日は予定されていたイベントがデング熱で中止となり、開催されているイベントも非常に閑散とした印象を受けます。実際に会場の中を歩いてみると、イベント自体の規模は縮小していないものの空の店舗が目立つなど、直前になって出店を見合わせたという店が多くあります。ほぼ毎月、出店しているという方にお話を伺いましたが、「きょうはこれまでで一番、お客さんの入りが少ない。スタッフの方が多いくらいだ」と半ば諦めたような表情でした。一方、代々木公園と隣り合わせの明治神宮は観光客の方も多く訪れる場所ですが、ほとんどの方はニュースなどでデング熱の感染拡大を把握していました。
 韓国からの観光客:「(デング熱のことは)韓国のニュースでも報道されて知っています。対策は特にしてません」
 海外からの観光客:「虫よけスプレーで対策してます」
 一方、特に対策はしていないという人も見られ、取材を受けて初めて知ったと、慌てて神社の入り口で虫よけスプレーを借りている親子連れもいました。今後、駆除などの対策とともに、こうした観光客への周知も課題となります。

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