今の御嶽山の状況は…噴火おさまらず入山規制[2014/09/27 17:32]

 岐阜県と長野県にまたがる御嶽山が噴火しました。11人が搬送され、このうち7人が意識不明です。山頂付近には、いまだ約100人以上が取り残されているとみられます。長野県の大滝村から報告です。

 (高羽佑輔記者報告)
 大滝村役場は、御嶽山から南に10km以上離れたところにあり、こちらからは噴煙の様子は確認ができません。気象庁によりますと、27日午前11時53分ごろ、大滝村と岐阜県高山市の境にある御嶽山が噴火しました。噴煙が南側の斜面を3km以上流れているのが監視カメラで確認されました。消防によりますと、11人が搬送され、7人が意識不明の重体です。警察によりますと、山頂付近には100人以上が取り残されているほか、4人が灰に埋まっているとの情報も入っているということです。一方、午後に開かれた村の会見では、8人が灰に埋まっているという情報もあり、情報が錯綜(さくそう)しています。火山灰の影響で、ヘリでの救助ができない難しい状況です。大滝村によりますと、今後は自衛隊と県警にヘリでの救助を日没直前まで要請し続けているということですが、噴煙の影響もあり、事態は非常に困難な状況となっています。

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