登山客の捜索本格化へ 御嶽山噴火 7人重体[2014/09/28 05:50]

 27日に噴火した長野県と岐阜県の境にある御嶽山では、28日朝から警察や消防などが、山に残されている登山客を本格的に捜索しています。

 消防庁のまとめによりますと、御嶽山の噴火によって32人が重傷、このうち7人が意識不明です。警察や消防によりますと、これまでに232人が下山しましたが、山荘などにまだ45人以上が残されています。警察や消防、自衛隊は28日朝から約520人態勢で本格的に捜索します。ふもとの木曽町には27日夜に避難所が設けられ、46人が一夜を過ごしました。
 頂上にいた登山客:「(噴火時に)戦車のキャタピラみたいな音がして、重機か何かが入ったと思った。それが2回続いた。そしたらいきなり噴煙が上がった」「避難していて、岩が落ちてきて、屋根が崩れて熱風が来た。サウナにいるくらいの熱風を感じて、大体30分くらい続いた」
 今後も火口から4km程度の範囲に影響を及ぼす噴火の可能性があるため、気象庁は引き続き、周辺の自治体に警戒を呼び掛けています。

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