御嶽山“噴火”捜索本格化 長野県側で3人救助[2014/09/28 10:55]

 27日に噴火した御嶽山では、警察や消防などが28日朝から、山に残されている登山客の救助を始め、これまでに男女3人を救助しました。

 消防のまとめによりますと、御嶽山の噴火によって27人がけがをし、安否が分かっていない人が32人います。7人が意識不明という情報もあります。警察や消防によりますと、27日までに約230人が下山し、ふもとの長野県木曽町に設けられた避難所では、44人が一夜を過ごしました。27日の時点で、山荘などに45人以上が残されていて、警察や消防、自衛隊は28日朝から約530人態勢で捜索を再開しています。長野県側からは、2つの登山口から捜索を始めました。自衛隊によりますと、午前7時半までに3人をヘリコプターで救助したということです。このうち男女2人は意識があり、もう1人のけがの程度は分かっていません。気象庁は、風下側では火山灰だけではなく、小さな噴石が遠方まで風に流されて降る恐れがあるほか、爆発的噴火に伴う空気の震えで窓ガラスが割れる恐れがあるため、注意を呼び掛けています。

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