ヘリで登山客ら救助 山小屋での当時の様子は[2014/09/28 17:47]

 御嶽山の山頂近くにある山小屋に登山客らが避難した時の様子が徐々に分かってきました。長野県木曽町から報告です。

 (社会部・小清水克記者報告)
 木曽町の私がいる場所から先には消防や自衛隊の待機場所があり、一般車両は入ることができません。さらにその先に、救助隊が使った火口から東側の登山口、黒沢口があります。また、ここからは28日にヘリコプターなどで救出作業が行われたいくつかの山小屋が見えます。28日午後、ヘリコプターで救出された山小屋の従業員の男性が当時の状況を話してくれました。
 ヘリコプターで救助された山小屋の従業員:「しばらく真っ暗になりました。部屋の中も真っ暗、外も真っ暗」「(Q.上空から見た様子は?)廃虚って感じだね。いつ復活するか、何年先になるか分からない」
 男性によりますと、噴火の直後には30人以上が山小屋に避難してきて、なかにはけがをしている人が多く、一緒に登山に訪れたメンバーがいなくなったという人もいたということです。また、木曽町の中心部では、消防車がサイレンを鳴らして走っていたり、町の小学校を自衛隊員が宿泊場所として使っていたり、緊急車両が頻繁に行き来しています。

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