御嶽山「水蒸気噴火」 前兆少なく予知は困難[2014/09/29 00:52]

 御嶽山の噴火について、気象庁は「水蒸気噴火」だったとの見解を示しました。

 気象庁・北川貞之地震火山部火山課長:「今後も同程度の噴火が発生し、火砕流を伴う可能性があります。噴火に伴い、飛散する大きな噴石や火砕流に警戒してください」
 気象庁は、噴火で出た火山灰の中に新鮮なマグマを含む物質がなかったことから、水蒸気が火口周辺の岩石などを吹き飛ばす水蒸気噴火だったとの見解を示しました。また、マグマが噴き出すような大規模な噴火に関し、現時点で兆候は見られないとする一方で、「数カ月後にマグマ噴火が起こる可能性は否定できない」と明確な見通しは示しませんでした。さらに、今回のような水蒸気噴火について、前兆が少ないことから、現在の観測体制では事前に予知することは難しいとしています。

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