火山活動の活発化で捜索一時中断、救助隊は待機[2014/09/30 11:47]

 御嶽山の噴火から4日目。長野県側の消防の現地対策本部が置かれている5合目から救助隊の最新情報です。

 (山岡秀喜アナウンサー報告)
 御嶽山の5合目、長野県王滝村八海山地区のスキー場です。30日朝は、噴煙は噴火当日の27日と同じ方向、東側に流れていきました。ただ、40分ほど前から少し風向きが変わったせいか、南東側に向かって噴煙が進んできています。山頂付近はかなり視界が悪い様子が地上からも確認することができます。このため、地上からの捜索は東からの登山道を避け、南東側の王滝口に一本化し、160人態勢で30日午前6時前から始まりました。しかし、火山活動が活発なことから、捜索開始から1時間後に中断が決まり、地上部隊の一部は8合目にある避難小屋付近に待機しています。現在、5合目は、消防や自衛隊の車両数台が上ったり下りたりを繰り返しています。30日は、全長30mの大型ヘリ2機を使って、180人態勢で空から救助する予定でした。しかし、10km離れたふもとのヘリポートに待機中で、この時間も山に向かっていません。午後1時までにフライトできなければ、地上部隊も含め、30日の救助は打ち切りとなります。

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